羽毛ファクトリーすやすや 【かさ高とは・・・】

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羽毛ファクトリーすやすやの ご存知ですか?「羽毛ふとんの正しい選びかた」

 かさ高とは・・・

かさ高とは、羽毛の品質をあらわす値の一つ(単位:cm)なのですが、よく羽毛布団の厚さや
羽毛布団に入っている羽毛の量を勘違いをされる事があります。しかし、そうではありません。
普通の布団に入っている羽毛の重さはほぼ同じなのです。つまり、厚かったり羽毛が多かったり
すればかさ高が高いというわけではありません。

 では、本当のかさ高の意味とは何なんでしょうか・・・・
    それは、羽毛の膨らむパワーを数値化したもののことなのです。


その数値の測り方は、30gの試験羽毛を円筒の容器の中に静かに落下させ、次に荷重用円盤を
静かに降下させ荷重用円盤をつるしている糸が緩んだ時から2分後の荷重用円盤の高さを測定します。
この操作を3回繰り返したものの平均値(m/m)がかさ高になります。

かさ高の高い羽毛は

1. 空気をたくさん含むことができる。
2. 空気をたくさん含むことにより、布団の外の外気を遮断する空気の層が厚くなる。
3. 空気の層が厚くなることにより、暖かい。

という図式になります。また、かさ高のある羽毛は成熟した体の大きな鳥から採取されるので、
耐久性もありいい羽毛といえます。

(例)かさ高180mmの場合 (例)かさ高150mmの場合
※この図は、JIS(日本工業規格)羽毛試験方法より転載しました。

上の図をご覧下さい。同じ量(30グラム)の羽毛を入れて同じ条件で測っても、空気をたくさん含んでいる
羽毛の方がかさ高が高いことが分かります。(かさ高180mmの方がよりよい羽毛です)

このかさ高は購入するときの目安となりますのでぜひ覚えておいてください。
普通の布団は、羽毛を1.3kgから1.4kg入れます。ですから重さはほぼ同じです。

良い羽毛布団の条件とは、やはり軽くて暖かい物ですね。軽くて暖かくあるためには、
保温力があることが重要になってきます。


では、保温力があるというのとは、といういった羽毛布団なのでしょうか?

それは、ダウンボールの大きな羽毛をしようした布団です。

ここで少しダウンボールについて説明します。
ダウンボールとは、羽毛の粒のことで、中央から柔らかい毛が放射線状に伸びたような球状
(タンポポの綿毛のような形)をしている物の事をいいます。
ではなぜダウンボールが大きいと保温力に優れているのでしょうか?
それはそのダウンボールの中に空気を溜め込み、一種の保温層を作ることによって暖かく
するからなのです。ダウンボールが「良い羽毛布団」の条件に大きく関わって来ると言う事が
お分かりいただけたでしょうか?
しかし、ダウンボールの大きさだけを直接確認する事はできません。たとえ中を見ることが
出来たとしても、普通の人がみただけでは大きいのか、良いダウンボールなのか判断する
ことはできないのです。

そこで参考にするのがかさ高なのです。

かさ高とは羽毛のパワーを示す値。ということは先ほどおさらいしましたね。
これが、ダウンボールにどれだけの空気を含む事ができるかの目安になるのです。

ですから、かさ高が高いほど暖かい良い布団ということになるのです。



1) はじめに

2) 羽毛ふとん基礎知識
 グースとダックの違い ― 羽毛にはグース(ガチョウ)とダック(アヒル)があります。その違いは?
 マザーグースの特徴 ― なぜマザーグースが羽毛の最高級品と言われるのでしょう。
 かさ高とは ― かさ高って何?布団入ってる羽毛の量じゃないの?
 キルトとは ― キルトって四角く縫っているあれでしょ?縫い目って大事なの?
 羽毛布団に適した側生地 ― どんな生地でも良いわけじゃないのです。
 流通経路について ― 裏事情教えちゃいます。良い物を安く買うために知っておきましょう。
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